従来のCT装置では1回転で0.5㎜×64列=3.2cmの範囲を撮影することができるため、脳や心臓を撮影するためには5~7回転が必要でした。
最新の320列CTでは1回転で0.5㎜×320列=16cm(5倍)の広範囲を撮影できるため、心臓のの撮影はわずか1回転で済みます。そのため動いている心臓もブレなく撮影でき、放射線ひばくも少なくなります。
撮影回数 (約1/5) |
造影剤使用料 (最大1/2) |
放射線ひばく (最大1/5) |
撮影時間 (最大1/20) |
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64列CT | 5~10回 | 50~100ml | 5~30mSv | 7~15秒 |
320列CT | 1~3回 | 25~70ml | 1~10mSv | 0.35~3秒 |
⇒短時間、簡単、苦痛が少ない
お気軽に医師・看護師までご相談ください。
H27 | H28 | H29 | H30 | R1 | |
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冠動脈CT | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
バーチャル内視鏡 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
内臓脂肪量計測 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
肺気腫解析 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
全身MRI検査には、拡散強調画像(DWI)と呼ばれる画像が用いられています。これは脳梗塞の画像診断に役立つ検査法ですが、これを全身のがんスクリーニングに用いるように応用したものを DWIBS(Diffusion weighted whole body Imaging with Background body signal Suppression)法と呼ばれています。
PETはブドウ糖を消費しているところ(がんはブドウ糖をものすごく消費する)を検出します。拡散強調画像(DWI)では水分子の運動が乏しい所(がんは水分子の運動が乏しい)を検出します。しかし、それぞれの検査で検出が苦手な部分もあり、これだけで全てのがんを拾えるわけではありません。他の検査も必要となることがあります。
PETは放射線被ばくがありますが、MRI検査は放射線を使いません。
また、PETでは検査のために注射が必要ですが、DWIでは必要ありません。
正常でも高信号に写るものがあります。脳・唾液線・耳下腺・脾臓・卵巣・前立腺・リンパ節・腸管内の便などです。また、がんのほかにも炎症のあるところ(膿が溜まっているところ)も高信号に写る場合があります。
お気軽に医師・看護師までご相談ください。
H27 | H28 | H29 | H30 | R1 | |
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DWIBS | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
心臓MRI | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
前立腺MRI | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
脊椎・肩・膝 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
脳MRI | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
乳房MRI | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
人間の耳には聞こえない高い周波数の音波を、探触子(プローブ)を用いて検査部位に発信して、跳ね返ってくる反射波(エコー)を受信し、臓器や組織の様子を画像化する検査です。
放射線を使わないため生体に害がないとされ痛みもありません
心臓の動きや大きさ、弁の状態、血液の流れ、心膜液貯留の有無などを観察する検査です。
弁膜症、心筋梗塞、狭心症、心筋症、先天性心奇形などの診断に心臓超音波検査が有用です。
胸にゼリーをつけ、心電図電極を装着し、肺の影響をなくすために側臥位(左を下にして横向き)や、上向きで検査をします。検査時間は15分前後です。
腹部の疾患の診断補助と経過の観察を行います。
肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓、脾臓、腸、腹部大動脈などを観察し、脂肪肝や胆石、悪性腫瘤、動脈瘤など様々な疾患の発見に役立ちます。
手をあげた状態で、お腹にゼリーをつけて検査します。検査は原則絶食で、一時的に呼吸を止めたり、体位を変換したりします。検査時間は15分前後です。
足の血管を超音波で観察し、動脈では血管のつまりや動脈硬化を、静脈では血栓の有無や表在静脈瘤を調べます。
足のそけい部から足先付近までゼリーをつけて検査します。検査時間は30~60分程度です。