マンモグラフィは乳房のX線撮影のことで、専用のX線撮影装置を使用します。
乳房にできる病気のほとんどを見つけることができ、しこりとして触れない早期のがんも発見できます。検査時間は10〜15分程度です。
現在、日本人女性の30人に1人は乳がんにかかるといわれています。
乳がんで亡くなる方々も年々増加し、特に女性の壮年層(30~64歳)のがん死亡原因のトップとなっています。しかし、乳がんは早期発見・早期治療をすれば治癒率が非常に高い病気です。月1回の自己検診と定期的な画像診断で積極的な乳がん対策を始めましょう。
乳がんは身体の表面に近い部分に発生するため自分でも見つけることができます。生理が始まって5~7日後、乳房のはりや痛みがなくなりやわらかい時期に行いましょう。閉経後の人は毎月1回自己検診日を決めておきましょう。
指先をそろえて10円玉大の円を書くようにして、乳房、わきの下までまんべんなく動かし、しこりがないかチェックします。石鹸がついた手で触れると乳房の凸凹がよくわかります。
次のことを参考に、腕を高く上げたり下げたりしながら、いろいろな角度から乳房の様子を観察します。
乳母を片方ずつ圧迫板ではさみ、引き伸ばした状態で撮影します。痛みを伴いますが、これは診断に必要な良い写真を撮るためにはとても重要です。また、放射性の被ばく量を少なくする効果もあります。
放射線の被ばくはありますが、乳房に限られ、その量はごくわずかです。白血病などの心配はありません。
乳腺密度の高い若年の方や授乳中の方、手術後の方などは、マンモグラフィだけで異常を見つけることがむずかしい場合があります。
無痛MRI乳がん検診はマンモグラフィ検査や超音波検査と比べて精度が高く、マンモグラフィ検査では見分けのつきにくいがんを発見することができます。
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